writing-mode やフォント合成で組む。和風の縦看板「新春初売り」で試した。左が弱経路(単一列)、右が gpt-image-2(2列の毛筆)。
どちらも縦に正しく並び、gpt-image-2 は2列を右の行から左へ読む正しい縦書きになっている。「縦書き=即崩れる」ではない、というのが正直な結果。短い祝い文句・のれん・短冊くらいなら生成でいける。
崩れるとしたら、字そのものより並べ方だ。縦書きでだけ起きる事故を整理する。
| 縦書き特有のトラブル | 中身 |
|---|---|
| 列の読み順が逆 | 複数列で左→右に読ませてしまう(日本語の縦書きは右→左)。列が増えるほど崩れやすい。 |
| 行内の文字回転 | 個々の文字が横倒し・90°回転して並ぶ。横書きを無理に縦に積んだような見た目。 |
| 約物・長音の向き | 長音「ー」が縦組みで横棒のまま、括弧「()」やダッシュが回転しない、句読点の位置がずれる。 |
| 列の高さ・字間の不揃い | 列ごとに文字数や字間が揃わず、整然と組めない。 |
本編②の力学で言えば、縦書きは訓練データ中での出現が横書きより少ない長尾レイアウト。だから「字は知っていても、正しい縦の並べ方」は安定しない。列が増え、文字種が混ざるほど不利になる。
のれん・短冊・一行看板のような1列・数文字に絞り、gpt-image-2・不透明を使う。これなら今回のように実用的な縦書きが出る。
住所・俳句・縦メニュー・複数列の本文など、読み順と改行が意味を持つものは生成任せにしない。文字なし背景を生成 → 文字は CSS writing-mode: vertical-rl や縦組み対応の描画で重ねる。読み順も改行も約物の向きも、こちらで正しく制御できる(本編③のフォント合成の縦書き版)。
縦書きは「全部崩れる」ではなく、短い単一列はいける/複数列のレイアウトが鬼門。字形より読み順と回転が問題になるのが横書きとの違い。短い看板は gpt-image-2 で、配置が命の縦書きは writing-mode や合成で組むのが落とし所。次は擬似日本語の湧き(頼んでないのに看板に崩れ文字が出る問題)へ。