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頼んでないのに湧く擬似日本語 — シーンの看板が勝手に“崩れ文字”になる問題と、確実な消し方
date: 2026-06-16
生成AI
擬似日本語
実験
最後の画像内トラブルは逆方向。これまでは「描いてと頼んだ文字が崩れる」話だったが、頼んでいないのに看板やポスターに崩れた擬似日本語が湧く。リアルな写真風ほど没入感を削ぐ。消し方も実験で確かめた。
先に結論
- 文字を指定しなくても、繁華街・商店街のようなシーンには看板・暖簾・ポスターに“崩れた擬似日本語”が勝手に湧く。読めない記号の塊が、それっぽく日本語面して入り込む。
- 消し方はシンプルで確実。プロンプトに「看板・ポスター・標識などはすべて無地で、文字・ロゴ・数字・記号は一切描かないこと」と入れると、看板が無地になり擬似日本語が消えた。
- この抑制は gpt-image-1.5 でも gpt-image-2 でも有効だった。
- 「無地にしてから、必要な文字だけ後でフォント合成で正しく足す」が、シーン+文字の王道。
1. 頼んでないのに湧く
「夜の繁華街を歩く人々」とだけ指示して(文字の指定はなし)描かせると、こうなる。
gpt-image-1.5 / 透過 / low。文字は指定していないのに、看板に読めない擬似日本語が大量に湧く。
ネオン看板や貼り紙に、読めない崩れ文字=擬似日本語がびっしり湧いている。漢字崩れと同じメカニズム(文字ブラインドな生成)で、モデルが「日本の街にはこういう文字面がある」と知っているぶん、頼まなくても“それっぽい崩れ文字”を埋めてしまう。人物写真やプロダクト写真のリアル系で、背景の看板がこれだと一気に嘘くさくなる。
2. 「文字を描くな」で確実に消える
同じシーンに、「看板・ポスター・標識・服などはすべて無地で、文字・ロゴ・数字・記号は一切描かないこと」を足すと、看板が無地になり擬似日本語が消えた。弱経路(左)でも gpt-image-2(右)でも効いた。
gpt-image-1.5。「文字を一切描かない」を足すと看板が無地に。擬似日本語が消えた。
gpt-image-2 / 不透明。フォトリアルでも看板は無地。抑制は両モデルで有効。
これは数少ない“プロンプトが効く”対策
本編③で「正しく描いて」というお願いは効かないと書いたが、
「描くな」は効く。字形を生成する能力は足せないが、
文字を出さないのは抑制なのでコントロールしやすい。崩れ文字に困っているなら、まず no-text 指示。
3. シーンに正しい文字を入れたいとき
「店名の看板はちゃんと出したい」場合、シーンに直接描かせると崩れる。順番を分けるのが確実。
- ① 文字なしでシーンを生成(no-text 指示で看板を無地に)。
- ② 必要な文字だけ後からフォント合成で、無地の看板面に正しい店名を重ねる(本編③)。
- 背景の“賑やかさ”として文字面が欲しいだけなら、無地のままでも成立することが多い。崩れ文字よりはるかにマシ。
検査もしておく
納品前に生成画像を OCR にかけて「想定外の文字が湧いていないか」を見ると安全(本編③の生成→検証ループの応用)。人物・商品カットで背景に意味不明な文字が残っていないかの自動チェックに使える。
まとめ
擬似日本語の湧きは、漢字崩れの裏返し(頼んでないのに崩れ文字が出る)。原因は同じ文字ブラインドな生成だが、対策は逆に簡単で、no-text 指示で確実に消せる。文字が要るなら「無地で生成 → 合成で正しく足す」。ここまでが画像“内”の周辺トラブル。次からは画像の外側——F OCR の読み違いへ。
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